爪/ピーター

知らずにこのジャケットを見た人は、ピーターだと気づかないんぢゃないでしょうか。

このアルバムに興味を持ったのはまずジャケットの良い事。ジャケ買いという言葉がありますが、ジャケットの良いCD、レコードはやはり内容も良いようです。次に伴奏がショーロであること。ブラジルの古典的音楽形式であるショーロを継承している田嶌道生氏がメインの伴奏とアレンジを担当しています。

最近はボサノバから入ってブラジル音楽をあれこれ摘み食いしてます。毎週日曜日17時から17時55分迄、滝川クリステルがDJやってる「サウジ・サウダージ」(J-WAVE)を聞いて勉強していますがポルトガル語はやはり意味不明で中々奥に進めません。滝川クリステルはお・も・て・な・し、だけかと思ってましたがポルトガル語も出来るんでしょうか?時々歌詞の意味を説明してくれてます。

「私が愛した女たち」と題されたこのCDには、ピーターの敬愛する越路吹雪とのデジタルデュエットで「誰もいない海」、テレサ・テンとのデジタルデュエットで「つぐない」。デビュー曲の「夜と朝のあいだに」の新バージョンもあります。その他全12曲、良い選曲だと思います。その中で一曲選ぶのは難しいところですが、私の趣味で平岡精二 作詞・作曲の「爪」を選びました。これは確かに名曲です。全体に月並みな表現ですが、退廃的、耽美的な雰囲気が漂っており、ガキが入り込めない世界が出来上がっています。

ラブユー貧乏/ロスプリモス

youtubeで検索してみたら当時の映像がありました。youtubeというのは実に凄い。世の中を変えたような気がします。


<2005.03.20>

かつて大ヒットしたロスプリモスの”ラブユー東京”の替え歌です。おれたちひょうきん族に出演していた何人トリオのMr. オクレが得意の貧乏ネタを披露している時にロスプリモスも共演していました。これが結構受けが良く、レコードにまでなってしまいました。ロスプリモスは照れもせず、ボケもせず、真面目に普通に歌っているところに好感が持てます。尚、Mr. オクレがぼやく”セリフ編”もあります。

トホホ度 ★★★
お笑い度 ★★★☆
意味不明度 ★☆

 

しらたきとネギと お豆腐白菜 肉は入ってないわ 私の人生
お金だけが 生き甲斐なの 忘れられない
ビンボー ビンボー 涙の貧乏裸電球が 切れてしまったの 古い虫歯がうずく 私の三畳
明日からは お金なしで 生きてゆくのね
ビンボー ビンボー 涙の貧乏靴下の穴の 穴の気持ちが 何故か無理なくわかる 私の涙
お馬鹿さんね お金だけ 信じた私
ビンボー ビンボー 涙の貧乏

Let the good times roll / Kalaeloa

毎週土曜日午前8時から10時まで、INTER FM897で”iHeart Hawaii”という番組が放送されています。DJは南美布という女性で、時折現地DJの声も入ります。

この番組はハワイの現状をかなり細かく伝えてくれており、アラモアナセンタでバーゲンが始まったとか、ワイキキのどこかに新しいパンケーキ屋さんが出来て、行ってみた、とか、聞いていると自分がワイキキに居るような錯覚に陥ります。

我々ハワイアンというとアロハ・オエとかカイマナヒラとかを思い出しますが、こういう古典的ハワイアンとは別に今のハワイ音楽を聞く機会は意外に少ないようです。この番組は当然今のハワイアンを聞かせる訳ですが、聞いているとハワイアンとレゲエを混ぜたような歌が多く、これが何ともユルイ雰囲気になり、聞いていてボーットしてしまいます。良い感じなんですが、やはりハワイとジャマイカの混合では少々違和感も感じます。

このKalaeloaの歌にはレゲエ風味は無く、もっとも真っ当に進化したハワイアンという感じがします。ギターとウクレレという組み合わせがハワイらしく、沖縄でギターと三線のバンドがいるのと同じ感覚でしょうか。全体的に乗りやすい仕上がりで、歌詞も能天気型で楽に楽しめます。
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サージエント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/大場久美子

この歌は、写真のベスト盤に入っているのですが、初出が分かりません。何かの曲(EP)のB面かと思いましたが、不明です。ネット検索によればこれにしか入っていないと断言している人もいるのですが、ベストアルバム用に作ったというのも信憑性が薄いです。
何はともあれ、昭和の迷盤中の迷盤ですので、永く後世に伝えていきたいものです。
……………….
<2005.3.12>
ビートルズの数あるアルバムの中でもサージエント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドは一番の傑作ではないでしょうか?あろう事かこのアルバムの劈頭を飾る名曲を、なんと音程やリズム感に独自のセンスを持つ大場久美子がカバーしていたんですねぇ。しかも、「久美子のロンリーハーツクラブバンド」と言い放つ度胸が素晴らしいです。世界中見回しても、この曲に自分の名前を付けちゃったのは彼女だけではないでしょうか?編曲の妙もあり、その破壊力たるや凄まじく、悪趣味なbonywalkのテイストを満足させるに十分な仕上がりです。久々のトホホ度満点。

トホホ度 ★★★★★
お笑い度 ★★★☆
意味不明度 ★★★☆

 

京都のおねだん/大野裕之著

最近京都を題材に採った書籍が色々でているが、これは最近でた本で、他の京都本のように京都独特の風俗・習慣を扱いながら、類書にあまり出てこないおねだんを詳らかにしている。

チャップリンが泊まったという、麩屋町御池の柊屋旅館のお値段とか、地蔵盆の時のお地蔵さんレンタル料とか具体的な値段が紹介されている。

しかし、京都のお値段として一番謎であり、一番知りたいのは舞妓・芸妓を揚げて遊んだ時のお値段であろう。

この謎を解明すべく筆者は自腹で取材を敢行。勿論一見では無理なので紹介者を探し、その人の縁で取材が実現した。事前にお茶屋に値段の探りを入れたが、紹介者による、とか、お茶屋によると思います、とかいう返答ばかりで要領を得ず。 

六時頃、筆者と紹介者が現場に到着すると程なくして舞妓さん、芸妓さん、地方さん(三味線)が到着し宴会スタート。仕出しの京懐石で水菓子までのフルコース。お酒もたらふく飲み、踊りやお遊びで、お開きは十二時。 後に送られてきた御祝儀込みの請求書の実物写真が載っている。

一応明細はあるが意味が良く分らず、女将に無理に頼んで説明して貰った。仔細に検討してみると、今回はかなり安く上がっているようで、これも紹介者のお陰だそうである。私としては値段の見こみも判然としない状況で突撃した筆者の勇気を讃えると共に本書の印税で取材費が回収されることを祈るのみである。

尚、今年一月に「京女の嘘」 井上章一著(PHP新書)というのが出ているが、これは看板に偽り有。本屋で最初の数頁だけ立読みして買うと後悔必至。

アラ見てたのね/都はるみ

都はるみは引退したり復帰したりを繰り返してますが、2015年11月に単独興業休止という、非常に分かりにくい宣言をしています。体調の問題もあり、引退やむなしでしょうか。……………..

<2015.05.14>
都はるみは引退したり復帰したり、誰も着ないセーターを編んでみたりと忙しい方ですが、色々と良い歌があります。中でもこの「アラ見てたのね」は飛切の傑作です。出だしは普通の畠山みどり風ですが、序々に盛り上げて最後に「アラ見てたのね」の強烈な決め台詞。強烈なパワーでノックアウト、まいったという感じです。この当時の曲には振りが着いている、ものが多く、振りやステップがレコードの歌詞と共に印刷されていたもんですが、この曲も御多分に漏れずちゃんと踊り方の解説付きでした。どうもこの曲で盆踊りをやろうという魂胆のようです。盆踊りの輪全員が「アラ見てたのね」と一斉に叫んだらすごい光景でしょうねぇ。

トホホ度 ★★★★
お笑い度 ★★☆
意味不明度 ★★☆

 

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埼玉オリンピック音頭/さいたまんぞう

さいたまんぞうには「なぜか埼玉」という大ヒット曲があり、それゆえに一発屋という印象がありますが、これ以外にも色々な佳曲があります。

現在2020年の東京オリンピックで大騒ぎですが、なぜオリンピックは東京であって、埼玉でないのか?との素朴な疑問からこの音頭ができました。是非埼玉でオリンピックを開催したいという、さいたまんぞうの心の叫びが聞こえて来るような気がします。

トホホ度 ★★★☆
お笑い度 ★★★
意味不明度 ★★★★

 

Me and Mrs. Jones / Billy Paul

フィラデルフィアのフィリーサウンドの名プロデューサであるギャンブル&ハフとの共同作業でこの曲が全米NO.1ヒットとなり、グラミー賞も受賞しました。アルバムタイトルは”360 degrees of Billy Paul”でそのせいか、ビリー・ポールはキョロキョロしています。余り良いデザインとは思えませんね。しかし、このアルバムからシングルカットされたこの曲はとても素晴らしいと思いませんか。

彼女のことをMrs. Jonesと呼んでいる事から、Meの僕ちゃんの方が年下でしょう。工場の仕事が5時に終わったら、焦って家に帰り、シャワーを浴び、シャツを着替えていつものカフェに6時半。いけない事とは知りながら、今日も明日もこのカフェで逢う二人。何となく映像が見えてきそうな気がします。

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もっと動いて/畑中葉子

1978年に平尾正晃とのデュエットで「カナダからの手紙」が大ヒットし、一躍アイドルスターの仲間入り。そこまでは良かったが、1980年「後ろから前から」を発表。以降ロマンポルノに出演し、アイドルがポルノへ転進という事で話題になったのを覚えています。この歌は以前のブログにアップしていたのですが、ハッキングされた後跡形も無く消えてしまいました。しかし、これだけの名曲を埋もれさせておくのは勿体ないので、再度アップする事にしました。もっと動いて、という発想が凄すぎると思いませんか。平成の御世では絶対出来ない歌だと思います。尚、youtubeは残念ながら途中で切れています。

トホホ度 ★★★★☆
お笑い度 ★★★☆
意味不明度 ★★