Let the good times roll / Kalaeloa

毎週土曜日午前8時から10時まで、INTER FM897で”iHeart Hawaii”という番組が放送されています。DJは南美布という女性で、時折現地DJの声も入ります。

この番組はハワイの現状をかなり細かく伝えてくれており、アラモアナセンタでバーゲンが始まったとか、ワイキキのどこかに新しいパンケーキ屋さんが出来て、行ってみた、とか、聞いていると自分がワイキキに居るような錯覚に陥ります。

我々ハワイアンというとアロハ・オエとかカイマナヒラとかを思い出しますが、こういう古典的ハワイアンとは別に今のハワイ音楽を聞く機会は意外に少ないようです。この番組は当然今のハワイアンを聞かせる訳ですが、聞いているとハワイアンとレゲエを混ぜたような歌が多く、これが何ともユルイ雰囲気になり、聞いていてボーットしてしまいます。良い感じなんですが、やはりハワイとジャマイカの混合では少々違和感も感じます。

このKalaeloaの歌にはレゲエ風味は無く、もっとも真っ当に進化したハワイアンという感じがします。ギターとウクレレという組み合わせがハワイらしく、沖縄でギターと三線のバンドがいるのと同じ感覚でしょうか。全体的に乗りやすい仕上がりで、歌詞も能天気型で楽に楽しめます。
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Me and Mrs. Jones / Billy Paul

フィラデルフィアのフィリーサウンドの名プロデューサであるギャンブル&ハフとの共同作業でこの曲が全米NO.1ヒットとなり、グラミー賞も受賞しました。アルバムタイトルは”360 degrees of Billy Paul”でそのせいか、ビリー・ポールはキョロキョロしています。余り良いデザインとは思えませんね。しかし、このアルバムからシングルカットされたこの曲はとても素晴らしいと思いませんか。

彼女のことをMrs. Jonesと呼んでいる事から、Meの僕ちゃんの方が年下でしょう。工場の仕事が5時に終わったら、焦って家に帰り、シャワーを浴び、シャツを着替えていつものカフェに6時半。いけない事とは知りながら、今日も明日もこのカフェで逢う二人。何となく映像が見えてきそうな気がします。

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Frim Fram Sauce / Nat King Cole

nat_king_cole.jpgナットキングコールは1965年45歳の若さで亡くなり、その娘のナタリーコールも2015年に65歳で亡くなってしまいました。LAにいる時ナタリーコールのコンサートへ行きました。何曲か歌った後、舞台正面のスクリーンにナットキングコールのビデオを流し、Unforgettalbeをデュエットしてくれました。少々感動し、まさに忘れられないイベントとなりました。

ナットキングコールは数々の名曲がありますが、この歌は少々変わってます。歌詞を見ればわかるように単にフリムフラム・ソースがけオースンフェイのシファファ添えが食べたいと言っているだけです。しかし、なかなか出てこないので、とうとう業を煮やし、最後に「ねえ出してくれないんなら、水代の勘定書を持ってきなよ」と捨て台詞を吐いてお終いです。

これについて大橋巨泉がTBSラジオでやっていた「JAZZ ABC」という番組で思い出を語っていました。曰く、フリムフラムソースというのはどんなソースだ?オースンフェイとは何か?シファファって野菜か?と色々考えても一体どんな料理かわからない。辞書、料理本等々を調べてみたが皆目見当がつかない。そこで知り合いの日本に駐留している米軍人さんに聞いてみると破顔一笑、そんなものありませんよ、単なる冗談だとの返答。その時の巨泉の顔が見てみたかったです。 “Frim Fram Sauce / Nat King Cole” の続きを読む

Live Your Fantasy / José James

resize1297.jpgホセ・ジェイムスは2008年のデビューで、先月出たこの”Live In A Time Of Madness”が7枚目のCD。何故か殆ど持っている。最初はJAZZ歌手であったが、段々と変節し、ピーター・バラカンが「この人は一体何処に行こうとしているのか?」と云っていたが、その答えはR&Bだったようです。この人のCDはどれも本当に「今」の音がすると思う。(Blame it on Bossa Novaの能天気さとはエライ違いです。)これがついこの人のCDを買ってしまう理由のようです。尚、このCDジャケットの右下に小さく、あたかもシールを貼ったように
PARENTAL
ADVISORY
EXPLICIT CONTENT
と書いてある。映画ならまだしも、音楽CDにこういう事を書くのは昨今の風潮か?
しかし、歌詞が長く、やってる途中に特に全部訳すまでも無いような気がして途中でやめてます。youtubeは新曲という事もあり(?)途中で終わっています。
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Blame It On Bossa Nova / Eydie Gorme

img003.jpg先日、展示会の帰り、時間があったので、久々にタワーレコードへ行ってみました。最近、本やCDはアマゾンやヨドバシの通販で買う事が多いのですが、偶に店に行ってみると面白いものにぶつかります。色々ありましたが中でもイーディ・ゴーメのCD復刻盤があるのを見つけ、思わず買ってしまいました。

このアルバムは大ヒットしたBlame It On Bossa Novaが入っています。ボサノバが大ブームになった頃の作品で、基本的にはボサノバをダンスの一種と取らえているところに時代を感じます。その頃はEPレコードのジャケ写裏に足跡マークでチャチャとかスイムとかブーガルーとかのステップ解説が載っていました。

Blame It On Bossa Novaは戦前のBlame It On My Youth (邦題:若気のいたり)というスタンダード曲にヒントを得たタイトルだと思います。みんなボサノバが悪いのよ、というちょっと洒落たタイトルです。尚、故大滝詠一はこの曲をベースに「恋はメレンゲ」という佳曲を作っています。 “Blame It On Bossa Nova / Eydie Gorme” の続きを読む

You’re Beautiful / James Blunt

51Z7MFCZ1EL__SX425_.jpgのサムネイル画像ジェームス・ブラントは英国人で英国陸軍で大尉まで昇進後除隊し、音楽活動を開始した。この曲が大ヒットし、ビルボードでも第一位になった。

私がロサンジェルスに居た頃、通勤中のカーラジオで何度もかかり、月並みな言い方であるが、なぜか哀愁を伴った歌声が頭の中に残っている。この歌は悲しい片思いの歌でビデオでは自殺を暗示させているが、彼の風貌が思い詰めて自殺する役に非常に似合っている。但し、このビデオを見ていると、見ている方も寒気がしてきて、余りよろしくない。

米国のラジオ番組を聞いていると日本と曲紹介が逆で、例えば米国のDJはA,B,Cの3曲を続けて掛け終わると、只今の曲はC,その前がB,その前がAという風に説明する。日本なら、最初の曲がA,次がB,,,という風にかけた順に説明する筈です。履歴書でも日本では高校→最終学歴→職歴という風に時間順に書きますが、米国の場合は現職→職歴→最終学歴→、、という風に並べていきます。 “You’re Beautiful / James Blunt” の続きを読む

Paris / Karen Souza

hotelsouzaj.jpgカレン・ソウサはアルゼンチン生まれの美人歌手で、このアルバム”Hotel Souza”は三作目になります。タイトル、ジャケ写も素晴らしく、ジャケット中の写真でも薄物を纏って佇む姿も何とも言えません。吉祥寺で今でも少々お喋りしにくいMEGというジャズ喫茶のオーナーでジャズ評論家の寺島靖国氏は雑誌に、自分ならこのジャケットだけで良い、中のCDがなくても良い、と訳分からん絶賛を寄稿しておりました。歌詞はスパイ映画でも見ているような妖しい感じが、彼女の少々ハスキーな声質と相まって、良い雰囲気が出ています。 “Paris / Karen Souza” の続きを読む

What are you doing the rest of your life? / Chris Botti + Sting

Chris_botti_to_love_again_album_cover.jpgこの曲のオリジナルは1969年の The Happy Endingという映画のサウンドトラックで作曲はミッシル・ルグラン、歌手はマイケル・ディーズでした。色んな人が歌ってますが、私としてはクリス・ボッティとスティングの組合せがベストな気がします。彼のTo Love Againというアルバムにスティングが客演していますがクリス・ボッティは若い頃スティングのバックで演奏していたこともあり、素晴らしい共演です。スティングとの共演ではクリス・ボッティのボストンでのライブを収録したDVDもお勧めです。また、ビル・エバンスも取り上げています。
邦題は「これからの人生」です。 “What are you doing the rest of your life? / Chris Botti + Sting” の続きを読む

Slow Motion Bossa Nova / Celso Fonseca

517HzSb5YsL__SX466_.jpgボサノバは良いですねぇ。ボサノバの歌手は決して声を張り上げたり、力んだりしません。オペラなんかだと絶世の美女が綺麗なドレスを着て舞台に出てきたと思ったら、いきなり大口を開けてこめかみに青筋立て、奥歯ガタガタ言わせながら、頭蓋骨から体全体に声を響かせて目一杯、声張り上げて歌います。こういうのを見ると気の弱い私としてはつい、引いてしまいます。

ボサノバはブラジルのサンバとジャズが融合していますがブラジル起源なので、ポルトガル語の歌が多く、ボサノバのリズムを聞いているだけでも和むんですが、やはり中身を知りたい。よって英語のボサノバばかり聞いてます。

セルソ・フォンセカはリオデジャネイロ生まれで今年還暦でしょうか。子供の頃からギターを弾き、若いころはバーデン・パウエルやジルベルト・ジルなんかと共演していたようです。彼自身のアルバムは何度もラテン・グラミー賞にノミネートされています。この曲はまずタイトルが良いです。”Slow motion Bossa Nova” タイトルとおり、ゆっくりと余裕を持って語るように歌ってます。かなり前ですが、この曲をラジオで初めて聞いた瞬間に何か感じるものがありました。 “Slow Motion Bossa Nova / Celso Fonseca” の続きを読む