Frim Fram Sauce / Nat King Cole

nat_king_cole.jpgナットキングコールは1965年45歳の若さで亡くなり、その娘のナタリーコールも2015年に65歳で亡くなってしまいました。LAにいる時ナタリーコールのコンサートへ行きました。何曲か歌った後、舞台正面のスクリーンにナットキングコールのビデオを流し、Unforgettalbeをデュエットしてくれました。少々感動し、まさに忘れられないイベントとなりました。

ナットキングコールは数々の名曲がありますが、この歌は少々変わってます。歌詞を見ればわかるように単にフリムフラム・ソースがけオースンフェイのシファファ添えが食べたいと言っているだけです。しかし、なかなか出てこないので、とうとう業を煮やし、最後に「ねえ出してくれないんなら、水代の勘定書を持ってきなよ」と捨て台詞を吐いてお終いです。

これについて大橋巨泉がTBSラジオでやっていた「JAZZ ABC」という番組で思い出を語っていました。曰く、フリムフラムソースというのはどんなソースだ?オースンフェイとは何か?シファファって野菜か?と色々考えても一体どんな料理かわからない。辞書、料理本等々を調べてみたが皆目見当がつかない。そこで知り合いの日本に駐留している米軍人さんに聞いてみると破顔一笑、そんなものありませんよ、単なる冗談だとの返答。その時の巨泉の顔が見てみたかったです。 “Frim Fram Sauce / Nat King Cole” の続きを読む

賣物ブギ/ダウンタウンブギウギバンド

syouhinnihatewodasuna.jpg久々にダウンタウンブギウギバンドの歌を聞くと元気が出るような気がします。笠置シズ子に目を付けてこういう歌を作れる宇崎竜童は大したもんだと思います。
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<2005.05.19>

笠置シズ子の「東京ブギ」が世に出たのが昭和23年。その翌年には妙な大阪弁で歌う「買物ブギ」が大ヒットしています。戦後まもなくとは思えない強烈なパワーを撒き散らした「リンゴの歌」の対蹠点に位置する名曲です。この「買物ブギ」に目を付けた宇崎竜童がアンサーソングという訳ではないでしょうが、この「賣物ブギ」を作曲しました。さすがに目の付け所がスルドイと言わざるをえません。歌詞は笠置シズ子が買ったから、自分は売りまくるという只それだけですが、ダウンタウンブギウギバンドにピッタリの曲となりました。ちょっと他のバンドでは歌えないでしょう。

トホホ度 ★★★☆
お笑い度 ★★☆
意味不明度 ★★★☆

Live Your Fantasy / José James

resize1297.jpgホセ・ジェイムスは2008年のデビューで、先月出たこの”Live In A Time Of Madness”が7枚目のCD。何故か殆ど持っている。最初はJAZZ歌手であったが、段々と変節し、ピーター・バラカンが「この人は一体何処に行こうとしているのか?」と云っていたが、その答えはR&Bだったようです。この人のCDはどれも本当に「今」の音がすると思う。(Blame it on Bossa Novaの能天気さとはエライ違いです。)これがついこの人のCDを買ってしまう理由のようです。尚、このCDジャケットの右下に小さく、あたかもシールを貼ったように
PARENTAL
ADVISORY
EXPLICIT CONTENT
と書いてある。映画ならまだしも、音楽CDにこういう事を書くのは昨今の風潮か?
しかし、歌詞が長く、やってる途中に特に全部訳すまでも無いような気がして途中でやめてます。youtubeは新曲という事もあり(?)途中で終わっています。
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WOMAN/フランク永井

woman.jpgフランク永井は既に昭和の忘れ去られた歌手という風情になっています。しかし、そのフランク永井に曲を提供した山下達郎もいい歳になったという事になりますね。
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<2006.11.16>

フランク永井の曲に珍盤・奇盤と言っては失礼かもしれませんが、数ある持ち歌の中で唯一山下達郎の作詞、作曲、プロデュースです。流石に山下先生のプロデュースという事で、凝ったアレンジが施されており、フランク永井はゆったりとしたバックに乗って軽く唄っています。ストレートなメロディと相まって、覚えやすい曲です。多分山下達郎はいつかフランク永井とやってみたいという構想を暖めていたんでしょうが、さすがの山下先生もフランク永井にはちょっと遠慮があったような感じがします。 “WOMAN/フランク永井” の続きを読む

シンボル・ロック/梅宮辰夫

symbol_rock.jpgさすがにこれは平成の御世ではあり得ないでしょう。昭和は良い時代でしたねぇ。
……………<2004.10.02>
さすがにこれは梅宮辰夫親分でなければ歌えないでしょう。どこがロックなんだ!という突っ込みは分かりますが、歌詞を読めばもう、文句の付けようがありません。 “シンボル・ロック/梅宮辰夫” の続きを読む

Blame It On Bossa Nova / Eydie Gorme

img003.jpg先日、展示会の帰り、時間があったので、久々にタワーレコードへ行ってみました。最近、本やCDはアマゾンやヨドバシの通販で買う事が多いのですが、偶に店に行ってみると面白いものにぶつかります。色々ありましたが中でもイーディ・ゴーメのCD復刻盤があるのを見つけ、思わず買ってしまいました。

このアルバムは大ヒットしたBlame It On Bossa Novaが入っています。ボサノバが大ブームになった頃の作品で、基本的にはボサノバをダンスの一種と取らえているところに時代を感じます。その頃はEPレコードのジャケ写裏に足跡マークでチャチャとかスイムとかブーガルーとかのステップ解説が載っていました。

Blame It On Bossa Novaは戦前のBlame It On My Youth (邦題:若気のいたり)というスタンダード曲にヒントを得たタイトルだと思います。みんなボサノバが悪いのよ、というちょっと洒落たタイトルです。尚、故大滝詠一はこの曲をベースに「恋はメレンゲ」という佳曲を作っています。 “Blame It On Bossa Nova / Eydie Gorme” の続きを読む

いとしのすっとこどっこい/青江美奈

itoshino_suttokodokkoi.jpg「いとしのすっとこどっこい」というタイトルを見るとコミックソングのようですが、中身は大まじめなジャズ風味のバラードです。そうなら、「すっとこどっこい」というタイトルを付けなくても良かったような気がしますが、作詞のジェームス三木先生の洒落っ気のようなものでしょうか?

ちなみに「すっとこどっこい」を日本語大辞典(電子版)でみると

(1) 馬鹿囃子の囃子詞。*あたらよ(1899)<内田魯庵>「『すっとこ、すっとこ、すっとこ、どっこい』と<略>矢庭に躍出した」

(2) 相手をののしる時にいう語。馬鹿野郎、「馬鹿なやつ」ほどの意で、名詞的にも用いる。

とあり、1899より以前から伝承されていたようですから、意外に伝統のある歴史の古い言葉だったことが分かりました。

トホホ度 ★★★★
お笑い度 ★★☆
意味不明度 ★★

くそくらえ節/岡林信康

kusokurae_bushi.jpg以前の記事ではこの歌がCDで復刻する事はないだろうと書いていますが、なんと「大いなる遺産」というタイトルのベスト盤でCD化されています。世の中変わりました。CDなので以前より少しは良い音質になっていると思います。
………………….<2005.02.19>
岡林ファンなら誰でも知っている曲なので、珍盤とは言い難いところですが、奇盤の資格は十分でしょう。曲の中の科白でも語っているように一旦廃盤になったらしく、それを当時のインディーズであるURC(Underground Record Club)レコードから発売したようです。全部で約7分半ありますので、シングル盤としては珍しく33・1/3回転です。録音は昭和43年でこの時岡林は22歳、既にこの時点で彼の芸は完成しています。岡林の録音は殆どが復刻されておりますが、これだけはオリジナル発売の経緯もありぃので、復刻される事はないと思います。音質は今市ですが、ご了承下さい。

トホホ度 ★★★★
お笑い度 ★★★☆
意味不明度 ★★☆

二十才の頃/かまやつひろし+なかにし礼+安井かずみ

tokyo_bossa_nova_lounge.jpg晩年ムッシューかまやつの通り名で親しまれた、かまやつひろし氏がお亡くなりになりました。彼はスパイダースの頃から色々良い歌を作曲してきましたが、これは珍しく、なかにし礼と安井かずみの共作詞に彼が曲を付け、3人で歌っています。この3人のメンバーから予想されるように、決して建設的な話にはならず、全体的にテレェ~としたボサノバ風味に仕上がってます。多分歌の中でムッシュはゴロワーズを吸っていたんでしょう。

尚「ムッシュー / かまやつひろしの世界」というベスト盤にもこの曲が入っていますが、今井美樹とのデュエットでオリジナルではありません。この歌はシングルカットされていない事もあり、現時点ではこのオムニバス盤しか音源が無い模様。

ムッシュの話で覚えているのは、ロッドスチュワートが来日した時にムッシュは最前列で見ていました。舞台でロッドスチュワートがスタンドマイクをブルブル、グルグル振り回すので、カッコ良いなあ、でも力あるなあ、と感心したんですが、終演後に舞台に忍び込んでそのマイクスタンドを持ってみると異常に軽い事に気づいたそうです。ロッドスチュワートが特注したようで、これなら振り回せると自分も似たようなものを作ったという話をしてました。
(矢沢永吉のスタンドマイクの重量を図ってみたいものであります。)

You’re Beautiful / James Blunt

51Z7MFCZ1EL__SX425_.jpgのサムネイル画像ジェームス・ブラントは英国人で英国陸軍で大尉まで昇進後除隊し、音楽活動を開始した。この曲が大ヒットし、ビルボードでも第一位になった。

私がロサンジェルスに居た頃、通勤中のカーラジオで何度もかかり、月並みな言い方であるが、なぜか哀愁を伴った歌声が頭の中に残っている。この歌は悲しい片思いの歌でビデオでは自殺を暗示させているが、彼の風貌が思い詰めて自殺する役に非常に似合っている。但し、このビデオを見ていると、見ている方も寒気がしてきて、余りよろしくない。

米国のラジオ番組を聞いていると日本と曲紹介が逆で、例えば米国のDJはA,B,Cの3曲を続けて掛け終わると、只今の曲はC,その前がB,その前がAという風に説明する。日本なら、最初の曲がA,次がB,,,という風にかけた順に説明する筈です。履歴書でも日本では高校→最終学歴→職歴という風に時間順に書きますが、米国の場合は現職→職歴→最終学歴→、、という風に並べていきます。 “You’re Beautiful / James Blunt” の続きを読む