Slow Motion Bossa Nova / Celso Fonseca

極私的洋楽解釈

ボサノバは良いですねぇ。ボサノバの歌手は決して声を張り上げたり、力んだりしません。オペラなんかだと絶世の美女が綺麗なドレスを着て舞台に出てきたと思ったら、いきなり大口を開けてこめかみに青筋立て、奥歯ガタガタ言わせながら、頭蓋骨から体全体に声を響かせて目一杯、声張り上げて歌います。こういうのを見ると気の弱い私としてはつい、引いてしまいます。

ボサノバはブラジルのサンバとジャズが融合していますがブラジル起源なので、ポルトガル語の歌が多く、ボサノバのリズムを聞いているだけでも和むんですが、やはり中身を知りたい。よって英語のボサノバばかり聞いてます。

セルソ・フォンセカはリオデジャネイロ生まれで今年還暦でしょうか。子供の頃からギターを弾き、若いころはバーデン・パウエルやジルベルト・ジルなんかと共演していたようです。彼自身のアルバムは何度もラテン・グラミー賞にノミネートされています。この曲はまずタイトルが良いです。”Slow motion Bossa Nova” タイトルとおり、ゆっくりと余裕を持って語るように歌ってます。かなり前ですが、この曲をラジオで初めて聞いた瞬間に何か感じるものがありました。