Somethin’ Stupid / Frank & Nancy Sinatra

somethin_stupid.jpgこれは洒落た歌です。復刻の最初に持ってきました。ユーチューブのニコール・キッドマンも良いですねえ。
…………………<2007.05.23>
フランクシナトラとナンシーシナトラの親子デュエットです。普通男女のデュエットというと二人の懸けあいか、仲の良さを見せ付けるユニゾンになるんですが、この歌は終始一貫フランクシナトラがメロディーを唄って、ナンシーはハモるだけです。この歌は男の妄想を唄ってるので、多分元々はデュエットとして作られた曲ではないんでしょう。しかし二人の声が相性良くピタリと会っており、アレンジも熱くならず、まるで二人に付いて行くかのような自然な作りになっていて、Somethin’ Stupidどころか、Somethin’ Specialになっています。「恋の一言」という邦題が付いていますが、ちょっと違う感じがします。しかし他のタイトルを考えるとすると非常に難しいですね。

I know I stand in line until you think you have the time to spend an evening with me/
君が僕と一緒に一夜を過ごしてくれる時が来る迄僕はじっと待つ
And if we go someplace to dance I know that there’s a chance you won’t be leaving with me/
そしてもし僕らがダンスに行けたら、君はもう帰りたがらなくなるチャンスなんだ
And afterwards we drop into a quiet little place/
それから静かな可愛い場所へ立ち寄って
And have a drink or two/
軽く一、二杯
And then I go and spoil it all by saying something stupid/
そしてその時僕の愚かな一言でその場を台無しにしてしまう
Like I love you/
アイラブユーとか言っちゃって

I can see it in your eyes that you despise the same old lies you heard the night before/
君が前の晩に聞いたと同じ古くさい嘘を軽蔑してるって事は目を見れば分かるんだ
And though it’s just a line to you for me it’s true/
君にとってはただの一言に過ぎないけれど僕にとっては本当のことなんだ
And never seemed so right before/
でも今まで一度も正しいとは思えなかったけれど
I practice everyday to find some clever lines to say to make the meaning come true/
思いが叶うよう気の利いた科白を毎日練習して
But then I think I’ll wait until the evening gets late and I’m alone with you/
夜が更けて二人だけになるのを待つんだ
The time is right your perfume fills my head/
ついにその時が来て、君の香りで僕の頭は一杯なる
The stars get red and on the nights so blue/
星は赤く夜は青さを増す
And then I go and spoil it all by saying something stupid/
でもその時馬鹿な一言でその場を台無しにしてしまう
Like I love you/
アイラブユーとか言っちゃて

最初の”stand in line”は将に行列をして待つという感じで、彼女とのデートの日が来るのを期待して、デートの段取りを考えています。ダンスへ行って、軽く飲んで、でもアイラブユーなんて陳腐なセリフじゃ駄目だ、きっと彼女はそんな言葉は聞きなれているに違いない、軽蔑されちゃう。そこで “I practice everyday to find some clever lines” 毎日気の効いたセリフを考えて練習してるんです。でも最後はやっぱり例の陳腐なセリフを言って台無しにしちゃうんじゃないか?と悩んでいます。とても微笑ましい内容の佳曲をご両人とも力まずさらりと唄っているところがこの歌の魅力です。

この歌は2001年に二コール・キッドマンとロビー・ウィリアムスが歌って小ヒットとなりましたが、この曲のビデオクリップが何故か彼女の主演映画「バースディ・ガール」のDVDの中に入っており、得した気分になりました。二人の歌も(二コール・キッドマンの歌に期待していなかっただけに)非常に良い雰囲気で、ロビー・ウィリアムスの少し控えめなメロディと彼女のハモりに好感持てました。日本では竹内マリアと大瀧詠一のデュエットがあり、大滝詠一のフランク・シナトラを意識して平静を装ったボーカルが中々渋い味出してました。

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