It Might As Well Be Spring / Lura Fygi

タイトルの”It might as well be spring.”に上手い訳文が思いつきません。そのココロは「立春も過ぎたし、ちょっと無理がありそうだけど、まあ春だ、ちゅうことでいいぢゃね。」てゆう感じ。ちなみにネット検索してみると「まるで春みたい」というのがありました。上手い訳だと思います。訳者には申し訳ないが、これをパクります。それからもう一つ “spring fever” というのが出てきます。直訳すると「春熱」ですが、花粉症ではありません。(ちなみに花粉症は “hay fever” ) 辞書によると「春先のもの憂さ、落ち着かない気分(Weblio)」、「春先に感じる突然の活力感や新たな刺激への欲求 (Longman)」これから春になるという時のモヤモヤ、ムラムラした感情でしょうか? これも上手い訳が思いつかず不本意ながら「春の熱」としました。全体にこれから来る春への期待感、モヤモヤ感が上手く歌われています。ちょうど今頃の季節にピッタリです。

この歌は大御所であるRichard Rodgers(作詞)とOscar Hammerstein II(作曲)が映画 “State Fair” の為に書き下ろしたもので多くのカバーがあります。ローラ・フィジーのバージョンはこれから来る春へのモヤモヤ、ムラムラ感を軽く歌っているところに好感が持てます。 彼女はオランダの元ディスコ・クイーンでCenterfoldというグループで歌っていました。ソロになってから先日亡くなったミッシェ・ルグランやマイケル・フランクスらと共演しボサノバ基調の爽やかなアルバムを作っています。 ちなみに途中のハーモニカソロはトゥーツ・シールマンズ です。

I’m as restless as a willow in a windstorm
私は強い風のなかの柳のように落ち着かない
I’m as jumpy as a puppet on a string
私は操り人形のように跳ねている
I’d say that I had spring fever
私は春の熱にかかっているようだ
But I know it isn’t spring
でも私は春ぢゃないって知っている

I am starry eyed and vaguely discontented
私は夢見心地で何となく不機嫌
Like a nightingale without a song to sing
歌う歌が無いナイチンゲールのように
Oh why should I have spring fever
ああ、何故私は春の熱にかからなきゃならないの
When it isn’t even spring
まだ春でもない時に

I keep wishing I were someone else walking down a strange new street
私はずっと願ってる、誰か他の人になって見知らぬ新しい通りを歩けたら
And hearing words that I’ve never heard from a man I’ve yet to meet
そして、まだ会った事のない人から聞いた事の無い言葉を聞けたらって

I’m as busy as a spider spinning daydreams
私はまるで白昼夢の糸を紡ぐ蜘蛛のように忙しい
I’m as giddy as a baby on a swing
私はブランコに乗った赤ん坊のように目が回ってる
I haven’t seen a crocus or a rosebud or a robin on the wing
私はまだクロッカスもバラの蕾もコマドリが飛んでいるのも見ていない
But I feel so gay in a melancholy way
でも私は憂鬱なのにとっても陽気
That it might as well be spring
それは、まるで春みたい 
It might as well be spring
まるで春みたい


Centerfold時代のLaura Fygi