阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし/阿佐ヶ谷姉妹著

今年のM1決勝戦はジャルジャルが印象に残ってます。国名を分割するという遊びで、例えば一方が「イン」と言えば相方がすかさず「ドネシア」と言う。「アル」と言えば「ゼンチン」と返す。たったこれだけの事なんですが、それを早くしつこくやるので、嵌りました。最近、こういう意味ない遊びは意外にありそうで無く、昔のタモリや山下洋輔らがやっていた「ソバヤ」のようなバカバカしさです。

M1のように腹を抱えて爆笑という笑いは嫌いではないんですが、最近は少々疲れます。理想は顔の半分で、ハハハと軽く半笑い、くらいが丁度良い感じになってきました。阿佐ヶ谷姉妹を見た事のある方はお分かりかと思いますが、彼女たちは私好みの半笑いを提供してくれます。

姉のエリコ(背の高い方)と妹のミホと言ってますが、実の姉妹ではありません。当初ご両人とも東京乾電池に在籍しており、その後コンビを組んで独立。この二人が阿佐ヶ谷の六畳一間のアパートに同居していた事から阿佐ヶ谷姉妹を名乗るようになったようです。昨年夏、なんとその六畳間にタモリ以下が乗り込み、タモリ倶楽部、阿佐ヶ谷姉妹編が放映されました。仲の良いご両人ですが、二人の六畳一間暮らしには、布団をどう敷くか、台所の整理整頓とか、色々と問題あるようです。また、ご近所付き合い、お互いに違うスーパーの好み等々が綴られています。また、二人の短編小説(妄想?)もあり、と色とりどりです。

この二人が遂に別居する事になりました。ミホさんが新しい布団(セミダブル)を買ってきたのでエリコさんが寝るスペース(陣地)が狭くなり、二人の間にあるコタツの足がエリコさんの布団に食い込んで、ますます寝床が狭くなったようです。新居は勿論阿佐ヶ谷で2DKか2LDKを探し歩いたんですが、良い物件が無い。しかし、隣の学生が引っ越したので、その部屋を借りてめでたく別居できました。

こんな調子で題名とおり、のほほんとした日常が綴られています。TVで言うと少々古いですが、室井滋、もたいまさこ、小林聡美が出ていた「やっぱり猫が好き」のようなテイストです。自分にとっては丁度良い箸休めでした。

木枯らしのクリスマス/島倉千代子・片岡鶴太郎

今年ももう師走。ホント早いよね~というお馴染みの会話が花咲く時期になりました。12月と言えばクリスマス。クリスマスソングは無数にありますが、片岡鶴太郎と島倉千代子という組合せは少々意外。ハッピーなクリスマスでなく少し哀しい演歌クリスマスという感じです。

作詞:秋元康、作曲:三木たかしのコンビで特に秋元康の歌詞が泣かせます。イブの夜遅く、シャッターの閉まった商店街の裏通り(阿佐ヶ谷パールセンター商店街の裏という感じ)を手をつないで歩く。「あなたの手が冷たいから」とポケットの中。スナックの有線から漏れ聞こえるジングルベル。「木枯らしよ これが 最後のイブに」と結んでますが、これからどうするんでしょう?色々想像させてくれます。

片岡鶴太郎は自信をもって歌っていますが、島倉千代子は繊弱で少し哀感をたたえた歌いぶりです。多額の借金を抱えながら、何とか生き抜いてきた自身の経験からくる技でしょうか。(少々髪の毛を切りすぎた)お千代さんが鶴太郎に頼り切っている感じのジャケ写が曲想と良くマッチしています。一応カテゴリーは「珍盤・奇盤」としましたが、良く聞いてみるとトホホ要素も、お笑い要素も無く、評価は白星一つとなりました。

トホホ度
お笑い度
意味不明度