わしらの夢は夜ひらく/三波伸介とてんぷくトリオ

8月2日は赤塚不二夫の命日でした。タモリの白紙の弔辞からはや10年。これを記念してという訳ではないでしょうが、娘のりえ子原作の「バカボンのパパよりバカなパパ 」が玉山鉄二の主演でドラマ化されました。ドラマは原作者が娘だからか、既にフジオプロが活動を始めているところから始まり、最後は入院して亡くなるまでを描いています。

赤塚不二夫はドラマにあったように非常に家族や部下を思いやり、気を遣う性格で「半分青い」で豊川悦治演じるところの秋風羽織のように何とかアシスタントを独立させてやろうと努力する人でした。担当編集者によれば、赤塚不二夫がアシスタントを独立させようとしているのを見て、長年のブレーン役であった長谷邦夫がアシスタント不足になると赤塚不二夫に忠告しても「ぼくが頑張ればいいのだ」と意に介さなかったそうです。TVでは病名は明らかにしていませんでしたが、赤塚不二夫は晩年、強度のアル中となり、自書のアル中闘病記を読むとその幻覚・幻聴体験は恐ろしいほどでした。余談ですが赤塚不二夫と手塚治虫の双方を担当した経験のある編集者は手塚治虫は赤塚とは真逆の性格であったと記しています。

ドラマはバカボンのパパがメインでしたので今回はバカ田大学に縁のある三波伸介とてんぷくトリオの歌にしてみました。藤圭子の「夢は夜ひらく」のパロディですが、もう少し歌詞を工夫して欲しかったところです。しかし今は亡き三波伸介と戸塚睦夫の声が懐かしいです。赤塚不二夫関連の曲はかなりありますが、どれも赤塚不二夫の人柄に惹かれて集まった人達の彼に対する暖かい気持ちが現れているように聞こえます。この辺が手塚治虫と違うところなんでしょう。

トホホ度 ★★★☆
お笑い度 ★★★
意味不明度 ★★★

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