That Old Song / Ray Parker Jr. & the Raydio

ラジオ日本で毎週日曜日の20時から始まるクリス松村の「いい音楽あります」を聞き始めた。クリス松村は80年代のアイドル歌謡専門かと思っていたら当時の邦楽、洋楽にやたら詳しい。この番組、勉強になります。

処でこの番組のクロージングテーマがレイ・パーカーJRが歌うこの曲(邦題:プリーズ Mr. DJ)なんです。流石クリス先生、選曲が素晴らしい。何と言ってもこの歌詞が良いんです。

昔好きだった娘と当時の懐かしい曲が忘れられず、というか不可分のような気がして、その歌を聞くとどうしても彼女を思い出してしまう。別れてしまったけどもう一度帰って来てくれ。そして、遂に”Mr. DJ, won’t you please play that old song.”と叫んでしまう。DJさん、もう一度あの歌を掛けてくれ、彼女を取り戻すために。

胸キュンです。涙腺が刺激されてしまいました。(歳のせいでしょうか)昔TBSラジオで大橋巨泉が「ジャズABC」という番組をやっており、その中で歌詞の説明をしながらその歌詞に感動して、つい泣き出してしまった事がありました。その時は何なんだ、こりゃ、と思ってましたが、今となるとなんだか分かるような気がします。

同じような趣向の歌にカーペンターズの「イエスタディ・ワンス・モア」があります。ラジオから流れてくる懐かしい歌が良いね、全部覚えているよ、というような内容で、兄弟の歌声、アレンジも素晴らしい一級品です。しかし、胸キュン度ではこちらの方が上でしょう。

A good song and a love affair
素敵な歌と恋愛は
Go hand in hand together
一緒に歩んでいく
When you think you’ve gotten over one
君が恋が終わったと思っても
The other holds on to your forever
歌は永遠に君から離れない

I’ve tried hard to forget (To forget love) ever lovin’ you
僕がかつて君を愛したことを一生懸命忘れようとした
But just when I’ve convinced myself, it’s over with, then I hear
でも、僕が終わったと確信した瞬間、聞こえて来る

That old song that they used to play (That old song) on the radio just about every day
毎日のようにラジオから流れて来たあの古い歌が
And whenever I hear it all I can do is reminisce about lovin’ you
そして、いつもそれを聞くとき、僕に出来るのは君を愛していた事を思い出すだけ

That old song that they still play (That old song)
今でも聞けるあの古い歌が
Keeps me longin’ for the good old days
僕を古き良き時代への憧れを掻き立てるんだ
The lyric and the melody (Melody)
歌詞とメロディが
Remindin’ me how in love we used to be
そのころどんなに恋していたかを思い出させる

I shouldn’t be tellin’ you this
こんな事言うべきぢゃない
I know that I’m out of place (Out of place)
僕は自分が場違いだと分かってる
But when I love another woman
でも、他の女性を恋したときも
I can still see your face, baby
まだ、君の顔が浮かぶんだよ、ベイビ

Maybe this is a sign for us (We should get back) to try and get back together
多分これは元へ戻れという僕たちへのサインなんだ(元に戻るべき)
You can’t imagine that those memories (Those memories)
君はあの思い出が想像できないだろう
Do to me every time I hear
その歌を聞くたびにそうさせてしまうんだ

That old song that they used to play (That old song)
On the radio just about every day
Whenever I hear it all I can do
Is reminisce about lovin’ you

That old song that they still play (That old song)
Keeps me longin’ for the good old days
The lyric and the melody (Melody)
Remindin’ me how in love we used to be

(That old song)
あの古い歌
Think of you and me, every time I hear that song
この歌を聞くといつも君と僕を思い出す。

I recall the good times
僕はあの良い時代を思い出す
When I hear that song, that song, that song
僕があの歌を聞いたとき、あの歌が、あの歌が
Makin’ me realize that I want you back, girl
僕は君に帰って欲しいと本気で思わせるんだ

Every time I hear that song (Keep on playin’ that old song)
その歌を聞くといつでも (その古い歌を掛け続けてくれ)
Keep on playin’ that old song
その古い歌をずっとかけ続けてくれ
Ooh, when I hear that song (Keep on playin’ that old song)
ああ、僕はその歌を聞く時(その古い歌を掛け続けてくれ)
It reminds me of a love so strong, mmm…
僕が強く愛していたことを思い出す

Mr. DJ, won’t you please play (Keep on playin’ that old song) that old song
DJさん、お願いだ、その古い歌をかけてくれ (その古い歌を掛け続けてくれ)
Help me bring my baby back home (Keep on playin’ that old song)
僕の彼女を僕の元に返しておくれ(その古い歌を掛け続けてくれ)
Keep on playin’, playin’ that old song
その古い歌を掛け続けてくれ

Blue Christmas / Elvis Presley

最近、平野ノラのネタや荻野目洋子の「ダンシングクイーン」に合せて、バブル時代の衣装で踊りまくる高校生が出て来たりでバブル時代が再度脚光を浴びている(ような気がする)。

バブル時代とは公式には1986年から1991年迄を指すようだ。あの頃のクリスマス・イブと言えば赤プリを始め、都内の一流ホテルは全て満室。当時の男子はホテル代や食事代は勿論の事、プレゼントにティファニーのオープンハートを買って、かなりの無理をしていたようだ。

そんな風潮を見聞きしてはいたが、自分はどうも関係なかったようで、あの頃のクリスマスに何していたか、全く思い出せない。多分歌舞伎町の飲み屋でクダ巻いてたんだと思うが、派手に騒いでる周囲を見回し、アホみたいとか言いながら一人寂しく、寒さを堪えながら止まらないタクシーに必死で手を振っていたような気がする。

そんな事を考えていたら、この歌を思い出した。クリスマス・ソングは数あれど、ハッピー!メリークリスマス!等と言う莫迦に明るい歌よりは、ひねくれた自分にはこういうブルーな歌の方がしっくりくる気がする。この歌は歌詞がストレートで分かりやすく、歌詞の分量も少ないので覚えやすい。やっぱり、こういう素直な歌が一番です。

I’ll have a blue Christmas without you
僕は君が居ないブルーなクリスマスを過ごすんだ
I’ll be so blue just thinking about you
僕は君を想うととってもブルーになってしまう。
Decorations of red on our green Christmas tree
僕たちの緑のクリスマスツリーの上の赤い飾り

Won’t be the same dear, if you’re not here with me
もし、君がここで僕と一緒で無かったら、同じぢゃないよね

And when those blue snowflakes start fallin’
そして、青い雪が降り始めた時

That’s when those blue memories start callin’
それは、青い、悲しい思い出が蘇る時

You’ll be doin’ all right, with your Christmas of white
君はホワイトクリスマスで上手くやってるだろう

But I’ll have a blue, blue, blue, blue Christmas
でも、僕はとってもブルーで悲しいクリスマスなんだ

You’ll be doin’ all right, with your Christmas of white
君はホワイトクリスマスで上手くやってるだろう

But I’ll have a blue, blue, blue, blue Christmas
でも、僕はとってもブルーで悲しいクリスマスなんだ

タブレット純 音楽の黄金時代 レコードガイド/タブレット純著

タブレット純は幼少よりムード音楽やムード・コーラスが大好きで、高校卒業後、古書店員、歌声喫茶店員等を経て27際の時に遂に憧れのマヒナスターズ団員となることができました。マヒナスターズ解散後は一人でギター漫談、声帯模写で寄席に出ていますので、TVでご覧になった方も多いかと思います。声帯模写は夏木ゆたか、とかジャパネットの高田元社長なんかが得意なんですが、似てるかと言われると微妙。漫談では顔の半分で笑えるくらいの半笑いを提供してくれています。

本書はタブレット純が毎週土曜日17:55~20:00にラジオ日本で放送されている「タブレット純の音楽の黄金時代」という番組でオンエアした曲を中心に昭和の名曲が紹介されています。選曲はかなりマニアックで、ディレクターからもっと、ベタな曲を選べ、と𠮟られる事もあるそうです。(12月9日放送分はリクエスト特集だったので、私が知ってる曲が沢山かかり、実に懐かしかったんです。)

最初の章にアルフィーの高見沢俊彦氏との対談があります。タブレット純の専門はムード歌謡ですが、GSもかなり研究しており、彼は昭和49年生まれながら高見沢氏より詳しいのには驚きました。尚、本書発売と同時に「夜のペルシャ猫」という新曲が発売されています。

しかし、タブレット純を発掘し、一人で2時間の番組をやらせたラジオ日本ディレクターの慧眼は大したもんです。
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タブレット純「音楽の黄金時代」

平成29年11月25日

平成29年12月2日

平成29年12月9日

Christmas In Kyoto / Michael Franks

米国では感謝祭の翌日の11月第4金曜日をBlack Fridayと言い、多くの小売店が大売り出しを始めます。競争が激しいため、各店舗が開店時間を徐々に繰り上げた結果、最近では午前4時や5時開店という店も珍しくなくなりました。ワカイシは徹夜で騒いで、年寄はもう目を覚ましているので店は朝から大変な騒ぎになり、この日から米国はクリスマス歳末モードになります。以前勤務していたロサンジェルスの会社ではワカイシが大きなCDラジカセをオフィスに持ち込み朝から晩までクリスマス・ソングを流していましたが誰も咎める人はいませんでした。もう仕事する気はありません。
マイケル・フランクスはボサノバを歌っていたので、何となく夏のイメージがありますが、冬でもチャンと歌っています。京都の小さなホテルで彼女と過ごすクリスマス。忘れられない思い出になったようです。黒澤明が出てきますが、発音が難しいんでしょうか、黒澤明に聞こえません。また、クリスマスのご馳走にカッパ巻というのも何となくかわゆいです。

I can’t forget the time we spent Christmas in Kyoto
僕は京都でクリスマスを過ごした時間を忘れられない。
At that small hotel overlooking the pagoda
五重塔を見下ろす小さなホテルで
with a thousand statues standing at attention
直立不動の姿勢で立っている数千の仏像と、
and not one the same like in one of those films by what’s-his-name?
そしてそれはどれも違っていて映画の一つに出てくるのに似ている、彼の名前は?
Ah, Akira Kurosawa
ああ、黒澤明
Who could forget the time we spent Christmas in Kyoto
誰が僕たちが京都で過ごしたクリスマスの一時を忘れる事ができようか。
Ornaments so fine in a silk of your kimono
絹の着物の飾り物が綺麗だ
Though we have no tree
僕たちにツリーは無いけれど
I feel certain you remember
僕は君が確かに覚えていると感じてる
how your touch sublime
君がどのようにして崇高なものを得、
and your holiday spirit lit up mine
そして君の休日の精神が僕を高揚させる

That Christmas in Kyoto
京都のクリスマス
That Christmas in Kyoto
京都のクリスマス
That perfect Christmas in Kyoto with you
君と一緒の完璧な京都のクリスマス

Celebrating Christmas in Kyoto
京都でクリスマスを祝う
All in telephoto only you and me has convinced me it is worth believing
全てが僕と君の望遠写真がそれは信ずるに足るものだと確信させてくれる
In giving and receiving unreservedly
率直に分かち合う事によって

And last but sure not least
そして大事なことを言い忘れたが、
The hotel provided sake and our Christmas feast kappa-maki with wasabi
ホテルがくれたお酒とクリスマスのご馳走、山葵のついたカッパ巻
Through the window we noticed snowflakes started falling
窓越しに雪が降り始めた事に気づいた
They were right on cue
合図通りに
Cinematically falling for me and you
映画のように僕と君の為に降っている

It’s highly unlikely I’ll soon forgets
僕がすぐに忘れることはないだろう
That Christmas in Kyoto
京都でのクリスマス
All up and down the chimney
煙突を上り下りしていたのは
Just Santa and you
サンタと君だけ