京都四条 月岡サヨの小鍋茶屋/柏井壽著
まず上方落語家の〈まくら〉が出てくる。新作落語のネタを探している時、古本屋で「小鍋茶屋の大福帳」という冊子を全部で10冊見つける。書いたのは月岡サヨ。大福帳は本来、売掛の帳簿だが金銭の出入り以外に日記があり、所々挿絵があ…
まず上方落語家の〈まくら〉が出てくる。新作落語のネタを探している時、古本屋で「小鍋茶屋の大福帳」という冊子を全部で10冊見つける。書いたのは月岡サヨ。大福帳は本来、売掛の帳簿だが金銭の出入り以外に日記があり、所々挿絵があ…
高田文夫が面白いというものは殆ど間違いがない。TVの改編期にはこれから始まるドラマは何が面白いか教えてくれる。今期では既に終わってしまったが玉木宏演じる足を洗って専業主夫になった元ヤクザが全く家事の出来ない嫁と共に大騒ぎ…
このブログはワードプレスというソフトで作ってますが、バージョンアップしろ、と言うのでその通りしてみたら、エディタの画面がグチャグチャになり、困った困ったと思いながらいじっているとさらに悪くなり、全く使い物にならなくなって…
ダビンチのキリスト画に510億円、史上最高額で落札 NY (AFP) 2017年11月16日 ニューヨークのクリスティーズで行われたレオナルド・ダビンチの絵画「サルバトール・ムンディ(救世主)」のオークションが…
スパイというと米国のCIA、ソ連のKGBや英国のMI5が走り回る海外のスパイ小説や映画を思い浮かべますが、では実際にどうかというと何だか分からない。スパイの始まりは1919年のロシア革命とほぼ同時に出来たコミンテルンで、…
私は過去を余り反省しないタイプですが、社交ダンスは習っておけば良かったと思ってます(チャンスはあったんですが)。ポピュラー音楽の歴史はダンスと共にあったと言ってもよく、スウィング時代のジャズはダンスの為の伴奏音楽でした。…
この本は随分売れているらしい。書評も幾つか出ている。読んだ人は一様に面白いと言う。徹夜で読んでしまったというキャスターもいた。(私はどんなに面白い本でも眠くなるので夜通し本を読んだという経験はありませんが。) 著者は日体…
この歌、どこかで聞いたことのあるようなメロディと思いませんか。後に園まりの歌で大ヒットした「逢いたくて逢いたくて」です。大ヒットした歌をカバーするとか、売れなかった歌を歌手を変えて再発する、というのは良くある事ですが、こ…
私が谷崎潤一郎を意識したのは高校生の時分、「耽美」という言葉を見て、何かこれが妖しい光を発しているような気がした。加えて微かな腐臭も感じた。何という豊かな感受性。 著者の後書きから引用。「2017年6月、決定版『谷崎潤一…